蛇にピアス

2004年2月21日 読書
「蹴りたい背中」よりも、こちらの方がどちらかといえば私好み。

こっちもネタバレになるとアレなので中身には触れません。

さらっと読むと、あぁ、なんだ、こんなのか、と思ってしまうけれど
細部まで読もうとすると、じわぁっと味が出てくる感じ。
フツーの生活をしている人の大半が触れることのない世界を用いて
ストレートなテーマを伝えてくるのも「面白い」といえば面白い。
著者の今までの人生経験の蓄積のなせる業?

ただ、これが芥川賞、ってことになると、やっぱり「えぇ?」って思っちゃう。
「これでいいのか?」って。ツッコミ所満載だし。

だけど、これから、この人の作品・作風がどうなっていくのか、
っていうのは、かなり興味あります。
才能というか、モノを書くということに対する信念みたいなものを
そこはかとなく感じさせるので、
それが良い方向に伸びてくれたらいいな、と思う。

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